このブログをお読みいただいてどうもありがとうございます。
今日の話は、
【大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の前に飲む下剤は、4種類あります。】
です。

それぞれの製品の概要、いい点(+)、デメリット(-)を独断と偏見でコメントさせていただきます。
ご活用いただけますと幸いです。

  1. モビプレップ(液剤)
    ・パックに水を入れて2000mlにし、1000mlを約1時間かけて飲みます。他に、飲んだ液剤の半分量の水分を取る必要があります。(高張液なので脱水防止のため)
    (+)薬剤の服用量が少なくすみます。 前日の検査食、他の下剤の使用を削減でき、処置時間が短くなります。
    (-) 薬剤の半分量の水やお茶等を飲む必要があります。ニフレックやマグコロールに比べると、飲み方がややこしいかもしれません。
     
  2. ニフレック(液剤)
    ・パックに水を入れて2000mlにして、約2時間かけて飲みます。
    (+) 
    服用方法が簡単です。腸管内の残便/カスが少なく、正確な検査が期待できます。
    (-)レモン風味の特有の味があり、個人によっては飲みにくいと感じることがあります。
     
  3. マグコロール(液剤)
    ・パックに水を入れて1800mlにして、約1.5時間かけて飲みます。
    (+) 
    服用方法が簡単です。スポーツ飲料水のような味で、飲みやすいです。
    (-)甘みがありますので、個人によっては飲みにくいと感じることがあります。

  4. ビジクリア(錠剤)
    ・錠剤5錠を、200mlの水分(水やお茶)で15分ごとに計10回飲みます。つまり、約2.5時間かけて、錠剤50錠、水分2000mlを飲みます。
    (+) 錠剤を飲むときは、水、お茶、麦茶、ウーロン茶、紅茶など、好きな飲み物で飲めます。ただし、糖分の入っていない飲み物に限ります。

    (-)錠剤が大きく(16x8x6.5mm)、個人によっては飲みにくいと感じることががあります。
     
2013089 大腸内視鏡下剤4種類



2013089 大腸内視鏡下剤2


最終的には、あなたの主治医とよく相談の上、お決めください。
検査にあたって、飲む下剤に選択肢のある施設だといいですね。

以上、あなたにお役に立てば光栄です。