無痛で早い大腸内視鏡検査の記録ブログ

         大腸内視鏡は、痛くてつらくて大きらい!
         大腸内視鏡経験者のつらい話を聞いたから、自分は検査を敬遠します。
         つらかった最初の経験から、定期的な検査は受けていません。
         云々の意見多く聞きます。しかしそこからうまれる悲劇は、はかりしれません。
         大腸内視鏡はラクなもの、もっとラクに検査を受けましょう。
         名医はあなたの近くにいる!?ただ、気がつかないだけ・・・
         これまでも、そして、これからも、ひきつづきあなたのお問い合わせに丁寧にお答えしていきます。

2013年8月、URLを変更しました。(旧URL:http://colonoscopy.livedoor.biz/
ひきつづき、このブログもご活用ください。
武神健之のHPはこちらからどうぞ。http://drtakegami.com/

大腸の健康維持

最も簡単にできる大腸がんの予防策は、繊維とビタミンDの豊富な食事をすることです。

英医学会会報(BMJ)に掲載されたある研究は、がんの発症の抑制過程にビタミンDが係わっていることを報告しています。

アメリカの予防医学の専門誌(American Journal of PreventiveM e d i c i n e )で発表された別のメタ分析では、1日に2 , 0 0 0 I UのビタミンDで大腸がんのリスクを3分の2も低減できるとしています。

2,000IUというと、ずいぶん大量に聞こえるかもしれませんが、サプリメントを利用し、日焼けどめなしで1日に10分〜20分程度日光を浴びれば確保できます。現在国が推奨しているビタミンの摂取量はもっと少量ですが、ビタミンD摂取の重要性が次々に明らかにされていることを反映して、近い将来変更されるものと考えられます。

一方、世界保健機構のプロジェクトを担当した国際がん研究機関は、繊維質の豊富な食事が大腸がんのリスク低減に有効との見方を示しています。ある研究では、1日平均35gの食物繊維を摂取した場合、最大で40%も結腸直腸がんの発生率が低いことが報告されました。加工されていない野菜や果物と適量の全粒穀物を取り入れた食事は、栄養面からも望ましいものです。

ヨーロッパにおけるがんと栄養に関する研究プロジェクト(EPIC)でも、繊維が豊富で、野菜、果物、魚を中心とする食事が大腸ポリープや結腸直腸がんの発生率を抑えるという見解に至っています。同研究では、赤身の肉が多く、野菜や果物の少ない食事が結腸直腸がんの発生率を上げることも指摘しています。


検診は大切!

結腸直腸がんの発見は大半が60代で、発生率は高齢になるほど高まる傾向があります。
50歳未満で結腸直腸がんになるケースは、遺伝的な要因がある場合を除くと、ごくまれです。
年齢と共に検診の重要性も増すと言ってよいでしょう。

大腸がんの危険要因としては、他にも喫煙と過度の飲酒が挙げられます。ある調査では、喫煙する女性が直腸結腸がんで死亡する確率は、非喫煙者の女性より最大40%高いと報告されています。また、男性で同様の比較をした場合も、30%の開きがあったということです。
検診が大切であることは言うまでもありませんが、部位が部位であるだけに、恥ずかしさや不快感から敬遠する人が多いのは、残念なことです。きちんとした検査でも1時間もかかりませんし、鎮痛剤を使うので、さほどの痛みも不快感もありません。ぜひ恐がらずに検査に行って下さい。

検査には通常、大腸内視鏡を使用します。これは、ポリープやがんを見つけるには、特に有効な方法です。何も問題のないことが分かったときの安心感は、一時の我慢をはるかに上回ります。どうしても内視鏡が嫌な場合は、バリウム浣腸の造影、血液検査、検便、S状結腸鏡などを組み合わせた検査も可能です。大腸内視鏡の利点は、より明確に内部の状態が見えることだけではありません。ポリープが発見された場合は、その場で処置ができるので、切除のために改めて診察日を予約せずに済みます。

腸がん患者に対する情報提供や支援、アドバイスを行っているイギリスの慈善団体(Bowel Cancer UK)も、健康的な食生活と健康診断を勧めています。また、たっぷりと水分を摂り、日常的な運動をし、家族の病歴を把握しておくことも大切であるとしています。

大腸がんが現在最も症例の多いがんの一種あることは確かですが、この現状は決して変えられないものではありません。がん関連の専門家による研究プロジェクトも慈善団体も、ちょっとした生活習慣の改善でリスクの低減が可能なことを主張しています。赤身の肉を少なめにして魚を食べ、繊維たっぷりの野菜と果物の摂取量を増やしましょう。そして、ビタミンDを積極的に摂り、定期健診を受けましょう。そうすれば、大腸がんを恐れる必要はなくなります。

新たな遺伝子プロファイル「ColoPrint」でステージ2大腸癌をより詳しく層別化できる

これもまたことしのASCOからおもしろい話しです・・・

現在、大腸癌患者をTNM分類第7版によって分類すると、ステージ2のA〜Cで5年生存率に大きなばらつきがあることが知られている。ドイツ・Munich大学のR. Rosenberg氏らはより適した層別化の方法があるのではないかと予測、遺伝子プロファイル「ColoPrint」が容易にそれを可能にすると、米国サンフランシスコで1月20日から22日に開催された2011 Gastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI)で発表した。

ColoPrintとは、大腸癌に関連する18遺伝子の発現プロファイルで、18遺伝子にはMCTP1、LAMA3、CTSCなどが含まれる。まず、オランダの3施設から188人のデータを集積、遺伝子アッセイを行い、大腸癌と関連すると考えられる18遺伝子を選択しアルゴリズムを設定した。その後、複数のデータベースを用いてアルゴリズムの有効性を確認した。

Munich大学では、ステージ2大腸癌患者135人(男性77人、女性58人、平均年齢65歳)に試験が行われた。その結果、ColoPrintで低リスクと分類されたステージ2患者は73%、高リスクと分類されたステージ2患者は27%だった。5年無再発生存率をみたところ、低リスク患者では94.9%(95%信頼区間:90.6-99.2)、高リスク患者では80.5%(同67.6-93.4)と、有意差が得られた(p=0.009)。

ASCOは既に、調べたリンパ節の個数が12個未満である場合や脈管侵襲がある場合などがステージ2における高リスクだと勧告している。今回得られた結果をASCOの勧告と比較したところ、ColoPrintはハザード比4.278(95%信頼区間:1.355-13.501、p=0.013)、ASCOの勧告はハザード比2.265(同0.681-7.535、p=0.183)だった。

Rosenberg氏は、「今回の結果から、ColoPrintはステージ2の低リスク患者のうち、補助化学療法が必要ない可能性のある患者を高頻度に同定できるのではないかと期待できる」とした。既に、米国・欧州・アジアで、ColoPrintによるリスク階層化を検討する前向きのPARSC試験が進行中という。

ビスホスホネート製剤の使用で大腸癌リスクが低下する

今年のASCOより面白いニュース・・・

 ビスホスホネート製剤は、骨粗鬆症および固形癌や多発性骨髄腫による骨転移病変の治療薬として知られている。以前、ビスホスホネート製剤の使用は乳癌リスクを低下させるとの報告があったが今回、ビスホスホネート製剤を使用している閉経後女性では、大腸癌リスクが低いことが明らかになった。米国サンフランシスコで1月20日から22日に開催された2011 Gastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI)で、イスラエル・National Israeli Cancer Control Center(NICCC)のG. Rennert氏が発表した。

 Rennert氏らは以前、ビスホスホネート製剤の使用によって乳癌リスクが低下すると報告しており、他の癌として大腸癌に注目した。そこで、イスラエル北部地区で1998年から2004年に大腸癌と診断された患者のデータベースから閉経後女性を抽出、対象者と年齢・性別等でマッチングを行った人口動態統計の結果を対照群と設定した。

 大腸癌患者群、対照群ともに933人だった。ビスホスホネート製剤の使用に関しては、全く使用しなかった場合の大腸癌リスクを1とすると、1年以上の使用で0.50(95%信頼区間:0.36-0.71)、2年超の使用で0.51(同0.34-0.79)、3年超の使用で0.39(0.22-0.68)、使用期間を問わない場合には0.67(0.51-0.88)と、大きな低下がみられた。大腸癌の部位別に検討したところ、上行結腸で0.49(95%信頼区間:0.29-0.85)、下行結腸で0.50(同0.29-0.86)、直腸で0.50(0.23-1.08)だった。

 多変量解析を行ったところ、大腸癌リスクとビスホスホネート製剤の1年超の使用は相対リスク0.41(95%信頼区間:0.25-0.67)となり、ビタミンDサプリメントの1年以上の使用0.44(同0.25-0.78)、何らかのホルモン剤の使用0.49(0.33-0.74)、BMI 30以下0.57(0.43-0.76)、低用量アスピリンの3年以上の使用0.64(0.45-0.90)などを上回る結果だった。

 Rennert氏は、「ビスホスホネート製剤は、乳癌の場合と同様に優れた大腸癌リスク低下を示した。これまで大腸癌リスクを低下させるとされてきたさまざまな要因をも上回る結果だった。将来的には、ビスホスホネート製剤による癌の一次予防にも期待が持てるかもしれない」とした。

あなたの「大腸がん」の発症率は?簡単に確率が計算できる?

40〜69歳の男性が、今後10年間に大腸がんになる確率を、年齢や身長、体重などのデータと生活習慣から簡単に導き出す計算方法を、「独立法人国立がん研究センター」などが開発して発表しました。残念ながら、女性では、大腸がんのリスクを予測する項目がはっきりしないため、この計算法は適用が出来ないということです。

算出できる確率は0.2〜7.4%

●そして、結論は、あくまで参考値、心配なら生活習慣の見直しを!


大阪府や茨城県など全国6地域に住む男性約28,000人の追跡調査から喫煙や飲酒といった大腸がんのリスクを突き止めてこの計算方法を開発しました。別の地域の約18,000人に当てはめると、予測とほぼ同じ発症割合になったといいます。


この簡易な計算方法では、大腸がんとの関連が指摘されている年齢、肥満(BMI(肥満度指数))、身体活動(日々の活動量)、飲酒、喫煙の5項目で、危険度に応じて点数を割り振っています。


そして、この合計点数で10年間の大腸がんの発症確率を導き出しています。当然ながら、飲酒や喫煙を控えれば、発症確率は低下します。


対象は、あくまで40〜69歳ということです。


計算法では、40〜44歳を0点、45〜49歳を1点などと数値化しています。そしてBMIが25未満は0点、25以上は1点、飲酒では、飲む頻度や量に応じて0〜2点、その他には、喫煙習慣と運動する量に応じた点数を設定しています。


この5項目の合計点により大腸がんの発症確率を算出しています。確率は0・2〜7・4%になります。


たとえば、50歳の男性で、BMIが27、普通の活動量で、飲酒はほとんどせず、たばこも吸わない場合、確率は0.9%になります。(下の表を参照)


ちなみに私自身をやってみると・・・52歳の男性、BMIが23、運動は全くせずで、飲酒は毎日晩酌、たばこは一日40本・・・確率は2.4%になります。

 
同センターでは、確率の数値そのものを気にするよりも、生活習慣を見直すきっかけにしてもらいたいし、予測できる確率はあくまでも参考程度だということも理解して欲しいと言っています。


中高年の男性で、大腸がんが心配な人が、「生活習慣を変えるだけで発症リスクが変わるんだ」ということを実感してもらえれば「良し」ということです。

gan

(「独立法人国立がんセンター」のホームページより)

大腸癌にならない方法

A Population-Based, Case–Control Study


上記論文によると、

50歳以上の大腸癌患者1688人、対照1932人のデータ
を用いて、

大腸内視鏡検査とその後の大腸癌リスクの関連性
症例対照研究で検討。

過去10年間に受診した大腸内視鏡検査によって
大腸癌リスクが77%低下した(調整後オッズ比:0.23)。

特に左側大腸癌リスクが、
大腸内視鏡検査と腺腫切除によって大幅に低下
することが示唆された。

と、のこと。

以前より、クリーンコロンの人は、

大腸内視鏡検査を3-4年ごとにやっていると大丈夫!と、
私自身が患者さんに言っていたのですが、
だいたい、いいのではないかと思われます。 

患者に優しい“無痛”大腸内視鏡挿入法本(仮称)出版のご案内!

このたび、
  • 無送気軸保持短縮法(無痛大腸内視鏡挿入法)のテクニックを習得したいと考えるドクターを対象に、
     
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  • 患者に優しい“無痛”大腸内視鏡挿入法本(仮称)を、
中外医学社より出版します!


下記フォームにご登録頂けますと、ただ今出版記念キャンペーンとして、
  • 著者6人の紹介と、過去の大腸内視鏡本に対してこの本の特徴の説明
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をさせて頂いております。ぜひご登録ください。 


医療施設名
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応援のお便りに感謝です!

無痛大腸内視鏡挿入本の出版(予定)の発表後、下記のメールを頂きました!
N先生、誠にどうもありがとうございます。
そのような暖かい声に支えられ、今日もこれから大腸内視鏡検査がんばってきます・・・。

------------------------
ありがとうございます。
自分は、大腸挿入ではなかなかうまくならず、不器用なので仕方ないのかと考えたり
もしていました。
しかし今年の4月頃、先生のブログに出会い、急にコツがつかめスマートに挿入でき
る症例が増えてきました。
また過去のいろいろな挿入本で言っていることが理解できるようになりました。
というわけで今回の出版を非常に楽しみにしています。
-------------------------

一般読者からだけでなく、このような専門家からのコメントも大変嬉しいかったです。 

ぜひあなたの声も聞かせてください。 

プリペイドカード式地デジTVを無料で提供!

2011年7月の地デジ切替に、貴院は対応済みでしょうか?

全国の8割の医療施設では、経済的・経営的効果の高い地デジ対応がとれていません。その理由は、新規・引っ越し・立替の施設・TV未設置施設が4割、地元の病院設備課の担当と地元電気屋の癒着が4割です。

期間限定で、地デジTV設備と工事費を無料で提供します。
貴院の残存リース代も保障可能です。
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全国の500床以上の病院様から診療所様まで、幅広く対応させて頂いております。
文化財団、教育財団等で、プリペイドカード式の地デジTVへの切替をお考えの方もぜひご相談下さい。

詳しくはお問い合わせください。

設置実績は続きをご覧ください。

設置実績1年以上の施設  続きを読む

患者様からのコメント

実際に検査を受けられた患者さんがどのように大腸内視鏡を感じているのか?が大切なのはいうまでもありません。

私は実際に検査を受けられた方に、検査後にアンケートをとって、「その日に受けた内視鏡検査を100点満点で評価」して頂いています。

単純に内視鏡技術だけでなく、内視鏡検査前のオリエンテーション、検査前後の説明、コメディカルの方々も含めた我々検査部門全ても同時に評価してもらおうと考えています。

 医療はサービス、これ私の信条です。

私たち大腸内視鏡医は、検査全体にかかる時間よりも、盲腸までの挿入時間がどれくらいか?という お互いの技術の”ものさし”的なものになってしまっているところがあります。しかしきっと,患者さんにとってみれば、痛みなく、そしてもちろん見逃しなく、ということこそが大切だとおもいます.その上でもちろん早いほどいい!ということでしょう。

 

私が大腸内視鏡を請け負っている施設で頂いている検査後のアンケートに記載された患者様からのコメントを紹介します.

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この記事は、内視鏡をやられているDr向けです。(2010年5月)


以下の条件でお手伝い頂ける”性格のいい”内視鏡医を探しております。
 
1.足立区内、北千住から15分ほどの病院で水曜日午前の経鼻内視鏡検査 (8-10件)
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